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神戸大アートマネジメント研究会とは

 2006年から神戸大学の学生が中心となって、子どもが音楽を通じて感性や創造性を育む機会を提供することを主な目的として活動しています。活動の中心となっているのが「子どものためのコンサート」です。2017 年まで毎年秋に神戸市内で開催されていた〈神戸国際芸術祭〉における教育普及活動の一環として始まりました。

 「子どものためのコンサート」では企画から広報、当日の運営まで、すべて学生が中心となって行い、毎年異なるテーマを設定してアーティストを招聘しています。アートマネジメント分野における地域連携の役割を果たすだけでなく、学生がアートマネジメントを実践的に学ぶ場ともなり、将来の音楽文化を支える人材を育むことも活動の目的となっています。

​子どものためのコンサートとは

「子どものためのコンサート」では、小学生が普段は接する機会が少ない「本格的なクラ シック音楽」に触れる機会を提供してきました。その中でも、活動の主たる目的は以下の 2 点としています。

1. 家庭環境に左右されず、全ての子どもが平等に質の高い音楽に接する機会を提供し、表現の多様性を尊重できる豊かな感性を育む。

 

2. 音楽に耳を傾ける時間を持つことで、一人ひとりが音楽の楽しみ方を発見し、今後の音楽体験に関心を持つよう導く。

 

私たちは「生きた音楽」に触れることが、子どもたちの人間形成にとって重要な役割を担うと考えます。繊細な音の粒がドラマティックに紡ぎ出されていくのを感じたとき、人の感性は強く刺激されます。そのような音楽体験を繰り返すことで繊細な心情や深い思考を得られるようになっていく。それにより自分とは異なる人々へ思いを馳せ、他者の意志を理解する素養が培われる。このような、子どもたちの成長にとって不可欠の“かけがえのない美的経験”を、家庭環境に関係なく興味を持つ子どもたち全てに提供したいと考えています。 そのため、コンサートを聴きに来たいと思った子どもたちが全員聴きに来ることができるようにとの思いを込めて、チケット代は基本的に無料としています。周辺の小学校へのチラ シ配布も、情報が全ての子どもたちに行き渡ることを目指して行っています。

子どものためのコンサート 活動報告

子どものためのコンサート第12弾

『音楽のアトリエ〜サックスとピアノが彩る風景〜』

日時:2019年8月3日(土) 14時開演

​場所:シーサイドホテル舞子ビラ神戸 あじさいホール

​出演者:袴田美帆(サクソフォン)、宇治澤一光(ピアノ)、阪本愛結(コンテンポラリーダンス)

曲目:Luis Naon『Yendo(en allent)』、ジョセフ・カントルーブ『オーベルニュの歌』他

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子どものためのコンサート第13弾

『フルート、フルート、フルート!〜たたいてみよう音楽のとびら〜』

日時:2020年10月3日(土) 14時開演

​場所:シーサイドホテル舞子ビラ神戸 あじさいホール

​出演者:シリンクス・フルートアンサンブル

曲目:モーツァルト『フィガロの結婚』より「序曲」、ムソルグスキー『展覧会の絵』より「プロムナード」「キエフの大門」

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子どものためのコンサート第14弾

『ぱぱぱパーカッション!〜出かけよう音楽の旅へ〜』

日時:2021年9月18日(土) 14時開演

​場所:シーサイドホテル舞子ビラ神戸 あじさいホール

​出演者:村上紫乃布、小針彩菜、平川萌、相澤彩絵

曲目:A・ハチャトゥリアン『剣の舞』、B・ウィーラン『リバーダンス』他

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子どものためのコンサート第15弾

『メゾン・ド・サウンド〜音色を味わうレストラン〜』

日時:2022年9月11日(日) 14時開演

​場所:シーサイドホテル舞子ビラ神戸 あじさいホール

​出演者:篠崎唯奈(トランペット)、村田尚平(トランペット)、築山みか(ホルン)、村上龍大(トロンボーン)、⻑谷川拓海(チューバ)

曲目:J・クーツィール『子どものサーカス』、C・ドビュッシー『亜麻色の髪の乙女』他

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神大アートマネジメント研究会 新聞記事

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